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⏎ を押してから動くまで
この章で3回言ってきたことを、いよいよ1本にまとめるよ。
> シェルは、コマンドを動かす前に文字を書きかえている
その書きかえには順番があるんだ。だいたいこの流れだよ。
1. ~ を家の場所にする チルダ展開2. $名前 を中身にする 変数展開3. $(...) をその出力にする コマンド置換4. $((...)) を計算結果にする 算術展開5. 空白で区切る 単語分割6. * ? [] をファイル名にする グロブ7. 引用符を外す クォート除去8. できあがった列をコマンドに渡す多く見えるけれど、覚えるのは2 → 5 → 6 の順だけだよ。ここに前の回の事故の理由が全部入っているんだ。
変数を広げたあとに、空白で区切る → だから "$F" と囲む区切ったあとに、* を広げる → だから変数の中の * も広がる順番が分かると、結果を予想できるようになるよ。予想できれば、危ない操作の前に止まれるでしょう。それがこの回のねらいだよ。