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知らないコマンドに出会ったら
ここまでで 20 以上のコマンドを覚えてきたね。でも Linux のコマンドは何百もあるよ。全部覚えるのは無理だし、その必要もないんだ。
大事なのは、知らないものに出会ったときに自分で調べられること。プロもいつも調べているよ。覚えているのは「調べ方」なんだ。
この章のしめくくりは、ファイルではなく道具そのものを探す方法だよ。
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INPUT · スライド
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ここまでで 20 以上のコマンドを覚えてきたね。でも Linux のコマンドは何百もあるよ。全部覚えるのは無理だし、その必要もないんだ。
大事なのは、知らないものに出会ったときに自分で調べられること。プロもいつも調べているよ。覚えているのは「調べ方」なんだ。
この章のしめくくりは、ファイルではなく道具そのものを探す方法だよ。
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コマンドも実はファイルだよ。ls を打つと、/bin/ls というファイルが動いているんだ。
その居場所を教えてくれるのが which だよ。
```
which ls
```
「コマンドが無い」と言われたときの最初の一手がこれ。入っていないのか、名前を間違えたのかが分かるからね。
~ $ which ls/bin/ls~ $ which sort/usr/bin/sort03 / 08
which cd を打つと何も出ないよ。cd は入っていないの? いや、ちゃんと動くよね。
実は cd はファイルではなく、シェルそのものに組み込まれている命令なんだ。だからファイルとしては存在しない。
こういう「組み込み」(ビルトイン)を見分けられるのが type だよ。
~ $ type lsls is /bin/ls~ $ type cdcd is a shell builtin04 / 08
ほとんどのコマンドは --help を付けると使い方を自分で説明するよ。
```
ls --help
grep --help
```
出てくるのは短い一覧だよ。旗(オプション)が全部並んでいるので、「あの旗、なんだっけ」を思い出すのにいちばん速い。
ネットで検索するより速いし、いま動いているものの説明が出るので確かだよ。
~ $ ls --helpUsage: ls [-1AaCxdLHRFplinshrSXvctu] [-w WIDTH] [FILE]...List directory contents05 / 08
--help の1行目の Usage: に、書き方のきまりが詰まっているよ。読み方の約束はこう。
[...] … 省いてもいいものFILE... … いくつ並べてもいい-abc … この旗が使える(くっつけて書ける)Usage: ls [-1Aa...] [FILE]... は「ls は旗もファイル名も省ける。ファイル名はいくつでも並べられる」と読むんだ。
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この端末の中身は busybox という1つのプログラムだよ。ls も grep も cat も、全部それ1つが化けているんだ。
ls -l /bin/ls を打つと、busybox へのリンクだと分かるよ。
使える道具の一覧はこれで見られるよ。
```
busybox --list
```
本物の Linux とは違ってここに無い道具は使えないので、迷ったらこの一覧で確かめてね。
~ $ ls -l /bin/lslrwxrwxrwx 1 root root 7 /bin/ls -> busybox07 / 08
本物の Linux では、いちばんくわしい説明書は man(マニュアル)だよ。man ls で何十行もの説明が出る。
でもこの学習環境には説明書を積んでいないんだ。全部入れると数十メガバイトになって、スマホでの読みこみが遅くなってしまうからね。
打つと no manual entry と返ってくるよ。代わりに --help を使ってね。自分の PC の Linux や Mac では man が使えるので、そのときは思い出して。
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調べる手順は、だいたいこの順だよ。
1. which コマンド … 入っているか、どこにあるか
2. コマンド --help … 使い方と旗の一覧
3. busybox --list | grep 名前 … そもそも使えるのか
この3つが打てれば、知らないコマンドに出会っても止まらずに進めるよ。調べ方を知っていることが、覚えていることより強いんだ。